アフターサービス

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工場の稼働を
止めないための
豊富な実績に基づいた
アフターサービス

お客様のメンテナンス・スケジュールに合わせられるように、
工場の製作・検査部門とは独立したサービス部門を設け、下記業務を行なっています。

  • 据付指導及び
    芯出確認
  • 現地試運転立会
  • 点検調査
  • オーバーホール
  • 部品供給

メンテナンス業務は
早めにご依頼いただきますと
日程調整などお客様のご要望に
お応えしやすくなります。

01After service

異常振動の発生原因と対策

異常振動は事故へのプロローグ。放置したまま、運転を続けないでください。
下表に、一般的な異常振動の発生原因と対策を示しますので、参考にしてください。

原 因対 策
回転体のアンバランス回転体の一部損傷回転体の交換または補修しバランス調整
回転体の不均一な磨耗磨耗部を補修しバランス調整
回転体に不均一なダストの付着清掃する
回転体と静止部との接触 クリアランス部に異物が堆積分解の上、清掃する
軸受の損傷新品と交換する
配管の熱膨張または無理な配管伸縮継手を取付け、サポートを設ける
芯狂い軸受の損傷新品と交換する
配管の熱膨張または無理な配管伸縮継手を取付け、サポートを設ける
基礎の変形据付けをやり直す
シャフトの曲がり新品と交換する
軸継手やVベルトなどの不良軸継手の芯ズレ再芯出しをする
軸継手のボルトやエレメントの変形ボルトやエレメントの交換
Vプーリの芯ズレ再芯出しをする
Vベルトの張り不良張り調整をする
共振配管の共振サポートなどの補強追加
基礎の共振基礎の補強または再築
電動機からの振動電動機メーカへ連絡、修理する
ケーシングの振動ケーシングと回転体の接触修理または再据付け調整
サージング域での運転運転点の変更

印部の対策を施工しても振動が改善されない場合は当社へ連絡してください。

02After service

軸受温度の異常原因と対策

給油していないのに軸受温度が上昇したら、異常のサインです。
たとえ温度の絶対値が低くても軸受損傷やそれに伴う各部品の損傷に発展するおそれがありますので、対策が必要です。
下表に、一般的な軸受温度の異常原因と対策を示しますので、参考にしてください。

原 因対 策
潤滑油関係潤滑油の劣化新油と交換する
潤滑油内に水分の混入新油と交換および軸受箱内部の清掃
潤滑油内に不純物の混入新油と交換および軸受箱内部の清掃
潤滑油の不足補給する
潤滑油の過多停止して取り除く
芯出し不良再芯出しする
異常振動異常振動の発生原因と対策を参照
軸受の損傷新品と交換する

軸受の交換が必要となった場合は当社へ連絡してください。

03After service

異常音の発生原因

異常音の発生原因は主として、下記の様なものがあります。
この中で①〜④は故障を伴っている場合が多いので直ちに、分解点検などをして故障箇所を修理することが必要です。
⑤については軸受音響についてを参照ください。

  • ① 回転体の接触によるもの
  • ② 共振によるもの
  • ③ ケーシングの振動によるもの
  • ④ 異物の混入によるもの
  • ⑤ 軸受部からのもの

軸受音響について

運転中、軸受からは色々な種類の音が発生します

軸受音響の種類音の一例
正常な音レース音シャーシャー
保持器音チャリチャリまたはシャカシャカ
きしり音キュルキュル
異常な音きず音コツコツ
ごみ音ジャリジャリ

経験上、正常な音は連続した軽やかな音であるのに対して、異常な音は不連続で騒音や振動を伴う場合が多い様です。
グリース潤滑で音がおかしいと思われた時は給油して様子を見てください。 それでも改善されない時は、当社へ連絡してください。

きしり音について

異常な音と誤解されやすい音に、きしり音があります。 きしり音は軸受の欠陥によるものではないため、振動や温度上昇もなく、寿命にも影響ありませんので安心して御使用ください。 きしり音判別のための特徴は、次の通りです。

・グリース潤滑の軸受から発生し、オイルバス潤滑の軸受からは発生しない。
・グリースを注入すると一時的に音が消える場合が多い。
・高速機に使用している軸受スキマの大きなもの(C3やNUなどの記号が付く軸受)に発生する場合が多い。
・冬季や長期間停止後の運転当初に発生する場合がある。
 グリースを入れますと軸受温度が上昇します。入れ過ぎには御注意ください。

04After service

性能低下の原因と対策

送風機の性能低下は、装置の操業率低下につながります。 下表に、一般的な性能低下の要因を示します。

原 因対 策
回転数(電源周波数)の低下各計器により確認する
Vベルト掛けの場合はスリップの有無を確認する
(ベルト・プーリの交換、張り調整)
ダンパーの開度不良ダンパー前後の圧力差によって確認
(開度指示または開度を調整)
計測器の不良校正された機器と測定値を比較する
(校正に出す)
インペラにダストの堆積や錆・磨耗による損失の増加目視点検する
(分解し清掃または交換)
ケーシングや各機器からのリークまたはダストの堆積による損失の増加目視点検する
ガス温度の変化温度計で確認する

対策を施工しても改善されない場合は当社へ連絡してください。